肘折温泉の地形
火山分布図
肘折は、平成15年 日本の活火山の定義が変わったため認定された、「活火山」です。
(東北には18の活火山があります)
(安全度C;噴火の心配はありません)
火山噴火予知連絡会(平成15年1月21日)による活火山の選定資料(抜粋)によれば、
= 肘折 =
38°35′50″N,140°09′54″E (三角山,545m)
<概要>
肘折(銅山川軽石流;杉村,1953)は、山形県最上郡大蔵村、山形県尾花沢市の西約20km、月山の北東約15km、鳴子の西南西約50kmに位置する。
肘折を構成する地形は、北緯38度36.5分、東経140度10.3分を中心とする、内径約2km外径約3km比高マイナス約0.2kmのカルデラであり、火砕流台地がその南方数kmと北方約8kmにかけて分布している。
宮城(2002)、宇井・他(1973)、福岡・木越(1971)による肘折の活動年代値から、おおよそ1万年程度前に活動があったと考えられる。
現在、噴気活動はないが、地熱活動が継続している。
カルデラの東端と中央部に温泉があり、中央部の湖成層が著しい温泉変質を受けている。
デイサイトの後カルデラ溶岩円頂丘(御倉山(*小松倉か?)と湖上の御門石)があり、御倉山は約10,000年前の軽石噴火に引き続いて形成された。
<火山活動の記録>
おおよそ1万年程度前に活動があったと考えられる。
と、あります。
肘折の温泉は、火山を熱源とする、火山性の温泉に分類されます。