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2.肘折の温泉 ・温泉の権利 肘折温泉組合は、江戸時代の発生と思われる「村契約」が原型であり、現在でも三十六人衆(現在は34人)を組合員とし、総会は、男地蔵を中心に、当番組の組頭がならす鐘に合わせて、組合員全員で大きな木の数珠をまわす事から始まる。 また、温泉権は基本的に温泉組合員のみが有しており、主力組合源泉(2号・3号・4号)と上の湯源泉(1号・2号・3号-共同浴場「上の湯」のみで使用)は、権利形態がそれぞれ異なるが、組合員の共有であり、その他個人源泉を所有している組合員もいる。
・温泉の特徴 肘折温泉は、平成15年1月の火山予知連絡会で新たに指定された活火山で、約1万年〜8000年前の活動によって形成されたカルデラを基本的な地形としている。従って湧出する温泉の熱源は火山に起因するものと思われる。(北大 宇井教授講演 move) 源泉数は、直径2kmほどの肘折カルデラの中に、約20本ほど有り、利用はしていないが、温泉内を流れる、銅山川、苦水川の川底から湧出している箇所も多くある。泉質は、ほとんどが、ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉で、肘折温泉から黄金温泉までの苦水川右岸では、炭酸泉(冷泉)が湧出する。泉温は、概ね高温で、組合所有の主力源泉3本は、2号-約86℃/3号-約74℃/4号-約62℃である。 また、組合源泉は何れも、炭酸カルシウムを主成分とするスケール(石灰華)が、非常に成長しやすく、機械設備を含めた配湯系の管理には、多大な労力と経費がかかっている。
・温泉の管理 前述のように、肘折の温泉は総じて、非常にスケールの析出が激しく、温泉が通る全ての経路(源泉口から排湯管までの配管・バルブ・機械設備等も全て)の管理に多大な労力と経費がかかっている。 組合2号泉については、月1回(毎月第2火曜日)のボーリング(源泉口のクリーニング-業者委託)を実施している他、各旅館までの配湯本管のクリーニング作業が、それぞれの源泉について年3回程度(配湯状況により更に作業を実施)、各旅館一人ずつの労力(ほとんどが館主)で行われる。 そのほか、組合所有の源泉の定期測定(泉温と湧出量中心)を、毎月1回(第1火曜日)青年部が中心となって実施している。
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